休日、休息。

夢で昔の彼女とセックスをしていた。

微妙な目覚め。そういう朝。

午前中は、休日だというのに草むしり。

会社の(というか労働組合の)ボランティア活動。

きつい日差しはもう夏の顔で、ひとり置いて行かれた感じ。

もっとちゃんと、春とお付き合いしたかった。やりたいこともあった。

何もない過去だけどんどん積もる。

午後は町へ。

避難器具が避妊器具に見える。喫茶店のお客は廻る。

ナンセンス・カタログ。谷川俊太郎のセンスはとても好きだ。

久々に、ほんとうに久々に、村上春樹をしんみり読んだ。

マーチンの路面店で試着。

格好良いっすよね、と声を掛けられる。

知らない人。お洒落で、やんちゃそうな、まだ若い男の子。

屈託がない。お洒落が好きで、人が好きなんだろうなと思う。

羨ましいなと、心から思う。

なんだか鬱屈としていた最近を思って、コーヒーを啜る。

どうやら、うちの上司はパワハラ上司だったらしい。

自分ができないだけだと思って、自分を責めながら、ずっと耐えていたけど。

本社の人事課長がお忍びでやってきて、ひっそり面談して、

もう耐える必要はない、それはパワハラだから、なんとかするから、と

なぜかお互い涙目になりながら、そっか、パワハラだったんだ、と

これは安心していいのか、なんだか心が定まらず、ふわふわと、

埼玉の床屋の家に生まれて、まともな両親の下で育って、

地元の高校から、東京の有名な大学に入って、皆で喜んで、

適当な就職活動、それなりの企業、ふわり、ふわりと今に至って、

いつ、地に足が着くんだろう。

とか、ぼんやり思って、そうか、だからあんな夢を見たんだと、

不思議に納得して、コーヒーを啜って、煙草を吸って、

いつもの、何も変わらない、休日と、休息。

広告を非表示にする