OUTOFTHISWORLDPepperAdamsDonaldByrdQuint

OUTOFTHISWORLDPepperAdamsDonaldByrdQuintet

Side1

1OutOfThisWorld-ArlenMercer-Arlen9:42

2CurrosByrd6:50

3ItsABeautifulEveningWayneRasch5:20

Side2

1MrLuckyThemeMancini8:07

2BirdHouseByrd6:10

3DayDreamsStrayhornEllingtonLatouche5:07

PepperAdams(bs)DonaldByrd(tp)HerbHancock(p)LaymonJackson(b)JimmyCobb(ds)TeddyCharles(vib:A3)

RecordedMar21961

ReleasedbyWarwickRecordsW2041ST/FreshSoundRecordsFSR-638

ううむ、寒い。

雲一つない蒼天がきりりとしている。

朝っぱらからそんなに張り切らなくてよいぞ。

まだ気温は零下のままである。

京都は年間の寒暖差が大きい。

夏が蒸し暑く冬は冷え込むというのはふざけている。

だが、フェーン現象もなく豪雪にもならぬのだから

これで文句を言っては罰が当たる。

ペッパアダムスとドナルドバードのクインテットだ。

アタシは今年から六十年代以降は集めない方針だが

これは数月前に買っていたVINYL。

ハンコックのデビュー作になっている。

まだ大学生のハンコックはこの前年にバードに引っ張られて

一緒に演奏をするようになったのだ。

アタシは若い頃、ハンコックの演奏に入れ込んでいた時期があったので

懐かしい感じがした。

七十年代に入ってから、ハンコックやコリアのピアニズムには

違和感を感じるようになり、以来アタシは聴かなくなった。

久しぶりのハンコックである。

初期のハンコックは透明感とリリシズムのある演奏だ。

アダムスのバリトンは破壊力がある。

ただバードの音色には合わない。

アタシはバリトンをテナーに替えてボーンも加えた三管編成に

したらこの選曲にはぴったりはまったとおもう。

バードの音色は美しい。

アダムスが控え気味に声部を付けているのはよかった。

だがバリトンサックスの音色は好みではない。

低音ホーンでもバスボーンやチューバの音色の方が好きだ。

とはいえ、アダムスのバリトンは暴力的ではないから

都会的な知性のある演奏だ。

それがハンコックのピアノによく似合っている。

ジミコブのタイコの冴えがすばらしい。

ウォーウイックの録音はオリジナルではモノーラルだが

FSRではステレオになっている。

空間の奥行きのある現代的なミキシングである。

アタシは若い頃をおもいだしてちょっといい気分に浸った。

ハンコックは瑞しい演奏を繰り広げている。

もう六十年代JAZZは買わないつもりだが

VINYL棚には若い内に買った六十年代VINYLがたくさんある。

学生に戻った気分で今日はそれを引っ張り出そう。